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猫のエッセイ

 

トトはシロトラ? トトの食べ方 猫とメイクアップの関係 油をなめる化け猫・・・  ノミ出没注意!
ミックの物語        

 

 

トトはシロトラ?

 
トトは、しろねこなのだが、よく見ると、おもしろい顔をしている。
いつも困ったような表情をしているので、何故だろうと、よく観察してみたら、どうも、人間で言うと、眉毛のあるあたりがほかの猫より出っ張っていて、目の部分が窪んでいる。
彫りの深い顔なのだが、猫に二重瞼はいないので、外人顏というわけではなく(猫で、外人顏といったら、ペルシャになるのかしら)ミックやアリーとはなんだか違うなという感じなのである。

そして、しろねこなので、顔の毛ももちろん白いのだが、眉毛のあたりが、どうも、陰のようになって、人間の眉毛っぽく見える。
それも、なんだか、目頭の方だけちょっと影がつくので、先に書いたように、困ったような表情に見えるのである。

それに、目は、猫にしては、鋭さがなくて、ぼやっとした感じで、なんだか、どこかの国の総理大臣に似ているように見えなくもない。
それで、TVに出てくると、つい『トト総理!』と声をかけてしまう。そして、逆に、本物の総理に、何故だか親近感をいだいてしまうのである。失言が多く、あんまり、有能には見えないけれど、大悪党にも見えない。っていうところは、トトに似ているかも知れない・・・

話を元に戻そう。
更によく観察してみると、眉間に縦皺が寄っているようにも見える。
それは、毛の長さが微妙に違い、ちょうど眉間のところは少し短めになっているようだ。
そして、いわゆるキジトラやチャトラ系の猫に見られるようなM型の模様もその部分の毛が少し短いのでうっすらとM型に見える。

さらに、頭のほうを見ると、そのM型から上に、やはり毛の長さの違いによって縞模様のように見える。いってみれば、白い布地の織り模様のように、ぱっと見には分からないが、よく見ると模様が浮き出しているようになっているのである。

それで、トトは、純粋のしろねこではなくて、シロトラなのかもしれないと思ったのである。

しかし、ほかの白猫を近くで、よく見たことはないので、ほかにもこういう白猫がいるかもしれない。

白猫を飼っている方は、是非、観察してみてください。

 
   

 

 

トトの食べ方  

 

トトは、前世では人間だったような気がしてならない。

前も書いたように、顔の表情がとてもあって、あんまり猫らしくないし、人間でも、どうも、ものぐさなおじさんだったんではないかと思われるふしが多々ある。

トトの大好きなことは、食べることと眠ること。イタリアを紹介するのに、よく"Mangiare, Cantare" (マンジャーレ、カンターレ)食べること、歌うこと。というが、トトはさしずめ、"Mangiare, Dormire" だろう。

そして、トトは、ちょっと変わった食べ方をするのである。うちには3匹しか猫がいないので、たくさん飼っている方は、中にはこういう食べ方をする猫を知っている方もいるだろうと思うけれど、それも、人間だったのでは? と思う、ひとつの要素なので、紹介したいと思う。

普通、猫は、お皿の中に頭を入れて、口で直接食べる。いわゆる、犬食いという食べ方。
トトも、最初はそういう風に食べているが、そのうちに、面倒くさいのか、食べにくいのか、右手、もしくは左手(前足ともいう)で、お皿の中のドライフードをすくい出して、床にこぼして、そのこぼれたのを食べている。

顔が大きめなので、お皿が小さくて、食べにくいのかもしれないが、始めて見たときは、ちょっと驚いた。いや、ちょっとというよりも、かなり驚いた。
何だろう?なんで、取り出して食べてるんだろうと、不思議だったが、やっぱりその方が食べやすいようだ。ペットの飼いかたの本には、お皿は、なるべく平らな方がいいとかいてあったが、ふちが付いていると、食べにくいのかもしれない。

右利きか、と思ったら、左手でもやっていたので、どちらでもないようだ、両利きかもしれない。

ドライは、簡単にすくえるので、よくそうやって食べているが、缶詰を食べるときも、そうすることがある。最初は、お皿にたくさん入っているので、そのままお皿に顔を入れて食べているが、少なくなってきたり、お皿にくっついてなかなか食べられないときは、手が出てくる。ちょっとすくって、浮いたところを食べている。

やっぱり、変な猫だ。おもしろくて、見ていて飽きない。

でも手を使えるのは、それだけではない。

トトの方が、アリーより大きいし、食べ方も豪快だ。キャットフードのコマーシャルは、絶対に、2.3日ご飯をあげないで、はらぺこにさせた猫を出演させているんだろうと思っていた。
ミックは、どんなにおなかがすいていても、気に入らない食事は、頑として食べない。まったく失礼なことに、お皿を載せているランチョンマットをカリカリして、トイレの砂をかけて隠すのと同じ動作をする。これはいやだから隠しちゃえっていうことらしい。気に入っているのでも、がつがつと食べることなんて、絶対にない。
だから、猫って、けっこうわがままで贅沢な生き物だと思っていた。

が、トトは違っていた。
トトなら、いつ、そういうコマーシャルの依頼があっても、応えられる。食事をしたばかりでも、「たべる?」と言って、右手を出せば、すぐに寄ってくる。そんなトトだから食べるのも早い。

トトが食べ終わって、ふと横を見ると、アリーはまだ食べている。
そういう時どうするか?

もちろん、アリーのところへ行き、まだお皿にごはんが入っているのを確認すると、右手が出る。アリーが食べている顔の隙間から、手を突っ込んで、アリーのごはんも、すくいとる。そして、それを食べる。
アリーは、何をしてもほとんど怒らない性格で、トトに取られても、気にしない。それをいいことに、トトはアリーのごはんを横取りしている。
どう考えても、おじさんだ。

そしてふたりが食べ終わったあとのお皿は、文字通り、猫が舐めたように、ツルツル、ピカピカになっているのだ。

 

 

 

トト、キャットフードを取り出す

そして、食べる

アリーのも、横取りする

   

 

 

猫とメイクアップの関係 

 

猫の顔って、種類や色によっても違うし、表情もそれぞれ違っていておもしろい。
しかし、チャトラのアリーとキジトラのミックも女の子、男の子の違いはあるけれど、 表情が違う。しろねこのトトに至っては、なんだかいつもボーっとした感じがする。 どうしてなんだろうとよくよく考えながら観察していると、やっぱりポイントは目のようだ。
ミックはキジトラなので、目尻と目の下から顔の横に向かってくっきりとした黒いラインが入っている。それに、目の上にはいわゆるMマークが眉毛のように目を際立たせるポイントになっている。
目のふちはアイラインでふちどったように黒く、目頭の少し先までくっきりと描かれている。それで、くっきりした顔に見える。

動物の縞模様は、カモフラージュと威嚇の正反対の目的があり、非力な昆虫や動物は、その環境にあったカモフラージュの模様をつけている場合が多く、ある程度戦うことのできる動物は、いっそう自分が強く見えるように縞模様で装っている。
遠くから見ると、目の周りの縞は、実際よりも目を大きく見せ、目が大きいということは、体も大きいと思わせるようになっているのだ。
猫の模様によっても、性格が違うらしく、キジトラ凶暴説もあるらしいし、一番野生に近い模様なのでそれもうなづける。白猫はそれに対して、おっとりとした性格の子が多いようで、これは、人間で言ったら、人種の差かとも思える。チャトラは、有名な「子猫物語」のチャトランをはじめとして、向こう見ずな性格が多いのではないかと思う。

そして、虎などの顔の模様を参考にして歌舞伎の隈取になったのだし、お化粧のルーツといえるのではないかと思う。
特に、目のふちを彩るアイラインは、ミックとトトをくらべても一目瞭然だ。トトは目のふちも薄いピンクの皮膚の色なので、目つきはあんまりキリッとしない。眉毛に当たる部分もないので、すっきり、やさしいといえばやさしい感じがする。

ときどき、ふざけて、布を頭にかぶせて、帽子やスカーフのようにしてみるが、ミックは、何をかぶせても似合ってしまう。
極端な話、外を歩き回ってきて、砂だらけになって帰ってきたときに、雑巾で体を拭いて、ついでに頭にかぶせてみたら、なんと、かっこいいのである。雑巾をかぶって似合ってしまうのは、スーパーモデル並だろう。
それに反して、トトは、ほとんどのものが似合わない。それはきっと、目のくっきりとしか思えない。とすると、やっぱり、メイクのポイントは、『目』ということだ。最近注目されている眉毛も、勿論すごく重要で、眉毛によって、垢抜けたり、ださくなったりするが、決めるのは目だ。
そして驚くことに、というか、考えてみれば当然なんだけど、猫にも、睫毛はある。顔をくっつけてよーく見ると、ちゃんとかわいい睫毛がはえている。ミックは割と濃い茶色なので分かりやすい。アリーは薄い茶色で少し分かりにくいが、ちゃんと生えている。トトは、白くて、区別がつきにくいが生えていた。
あんなに毛だらけなのに、睫毛もあるなんて、ちょっと驚きだった。

ある本には、腋毛も、局部の毛もあると書いてあったが、ちょっと区別がつかなかった。
なんだか、メイクの話から、毛のことになってしまった。が、ファッションとしての、猫の模様も、おもしろいテーマだなと思う。

  

   

 

 

   
   

 

 

油をなめる化け猫・・・ 

 
意外なことに、猫は、油が好きらしい。
ミックは、ときどき、揚げ物に使った油をなめていたりして、猫の飼いかたの本には、毛玉がたまったときには、少しの油をごはんに混ぜて食べさせるといい、と書いてあった。
だから、悪いものではないのだろうけれど、昨日は驚いた。
トトとアリーを居間に連れてきて遊ばせていたら、トトはいつの間にか台所へ行っていた。
2匹をつれてくるときは、食べ物を出しておくことは厳禁なのだが、なにしろ、食パンが出ていれば、アリーは袋のうえからかじっているし、流しの生ゴミも片付けておかないと、トトは、コーヒーのかすを食べていたこともあるし、かぼちゃの種のところにかぶりついているのを見たこともある。
かつおの皮を捨てておいたときは、時すでに遅し、トトはもう食べ終えて、舌なめずりをしていた。
だから、生ゴミも、すてておかないとだめなのだ。それを捨てたゴミ箱もしっかりふたをして、おもりをのせておかないとアリーに開けられてしまう。
何の匂いだったか忘れてしまったが、お魚の、猫にはたまらないだろう匂いのものがゴミ箱に入っていたとき、アリーは、どうしても食べたかったのだろうか、ゴミ箱にかぶせてある半透明のビニール袋を上の少し出ているところを口で引っ張って、何とか引っ張り出そうとしていたようで、気づいたときには、ゴミ箱のまわりに、ビニールのちぎれた切れ端が散乱していていた。
さすがに中身までは引きずり出せなかったみたいだが、放っておけば、そのうちに取り出してしまったかもしれない。

昨日、ふと居間にトトがいないのに気づいて、台所を見ると、揚げ物をして、ちょっと置いてあった、てんぷらなべの中に顔を突っ込んだトトがいた!
「コラッ!!」と言いながら、首根っこをつかまえて、鍋からひきはがすと、まるで、テレビのCFの、青汁を飲んだ白熊のように、口のまわりを油で黄色くしている。どうも、ミックが小匙1杯くらいなめた、なんて量ではないらしい。なめていたというよりも、飲んでいたのでは?と思うような感じだった。
トトは、いつものように、『あ〜あ、見つかっちゃったよ。』というような、惜しそうな表情をしている。元々困った顔だが、こういうときはいっそう困った顔になる。
しょうがないな、と思っていたのだが、どうも、かなりの量を飲んでしまったらしい。朝ご飯は何時ものようにもりもりと食べたのに、昼間、油を飲んだせいか、お夕飯を持っていったとき、なんと残してしまった。
缶詰は大好物なのでいつもはバクバク、ハグハグ、むしゃむしゃと、ものすごいスピードで食べてしまって、アリーのほうまで行くのに、いつもの1/4くらい食べたら、『なんか、食欲ないな〜』って感じなのだ。
あれ?全然食べてないのに、油で胸焼けしたのかな?と、ちょっと様子を見たけれど、やっぱり食べない。食欲がないだけではなくて、きっとおなかも気持ち悪いんだろう。
アリーはいつものようにモリモリ食べて、トトが残してるのを発見すると、『わたしが食べる!!』と言い、『ちょっと2人分じゃ多すぎない?』とわたしが言うのも気にせずに、『大丈夫よ、食べた〜い』と、結局、トトの残した分も全部食べてしまった。

トトは、その夜、首でも長く延ばしているかと思って覗きにいったが、首は延びていなくて、まだ気持ち悪いらしく、ずうっとベッドで横になっておとなしくしていた。トトの顔に鼻を近づけると、まだ油くさい匂いがする。まだ気持ち悪いんだろうな。でも自業自得だよ。もう油をなめすぎると、気持ち悪くなるっていうことが分かっただろう。
トトの場合は、『油をなめる化け猫』ではなくて、『油をなめるばか猫』だった・・・・・・

 

 

 

   

 

 

ノミ出没注意!

 
前から、トトは背中のお尻寄りの所を掻くと気持ちがいいみたいで、とてもおもしろい顔をするので、時々掻いていた。ふと気づくとその辺の皮膚がブツブツしている。何か皮膚病なのかな?と思っていたが大して気にしていなかった。

このあいだトトをワクチン接種に連れて行ったときに獣医さんに聞くと、ノミのアレルギーでしょうと言う。 え〜っ? ノミなんて見たことないけれど、と思ったが、背中の毛を掻き分けると、タイミングよく(悪く?)ノミのフン状のものがついている。監督不行き届きとはこのこと? 今まで気づかなくってごめんね、トト。気持ちいいんじゃなくて、かゆかったんだよね。

ノミは一匹だけ見つかっても、卵が落ちていて、次々と孵るので、ノミ駆除をしなければいけないそうで、「アドバンス」という液体の薬を出してくれた。あんまり薬は使いたくないが、とりあえずシャンプーしてみたら、毛に絡まってノミが死んでいた。ベッドに敷いている毛布も洗ったがやはり何日かするとノミが見つかった。トトのブツブツは少し治まってきたみたいだけれど、アリーもノミとりをしてみると、ノミが見つかったのでやっぱり薬を使わなければだめみたいで、今日使ったみた。

首のうしろ(猫が自分ではなめられない所)に塗布する。6時間は他の猫と接触させないために(薬が浸透する前に舐めると良くないので)アリーは別の部屋にいてもらっている。

うちにいる猫全部にしないとだめだそうなので、ミックは2匹が嫌いなので接触することはほとんどないが、念のためにミックもした。

トトが隣の部屋で鳴いている。とっても仲良しの2匹なので、ちょっとかわいそうだけど、6時間我慢してね。

しかし、外には出ないのに何故? 1階の部屋だから、窓からノミがトコトコと入ってきたのかな?

 

 

 

   

 

 

ミックの物語

 

ミックが家にやってきたのは、いまから15年前の1987年の8月のある日。夫が「会社の人が多摩川で子猫を拾ったそうだけど、飼う?」と聞くので、「飼う!!」と二つ返事で答えた。「黒猫だって。」 黒猫は何かおしゃれな感じで好きなので、『黒猫か。うれしいな〜』と思っていた。

そして、8月28日、缶詰と毛糸のおもちゃのオマケと一緒に子猫がやってきた。片手に乗るくらい小さくて、男の子なのにピンクのリボンをつけている。黒っぽいけれど黒猫ではなくて、キジトラのようだ。足やおなかは白いし。まあいいか、とにかく小さくてかわいい。小さすぎて、床を歩いていると、ふんづけてしまいそうだ。まだ、生まれて一ヶ月くらいしかたっていないらしい。扇風機のコードにじゃれて遊んだりしている。

名前は、大きくなったら、ジャガーのようにワイルドになるようにと、大好きなロッカーのミック・ジャガーからつけた。早速、必要なものを色々、トイレ、食器、キャットフードなどを買ってきたが、まだ小さすぎて、猫用のお皿では、水も飲めない。調べると、哺乳瓶で飲ませなければいけないらしいので、哺乳瓶も買った。ふつうの牛乳ではお腹をこわしてしまうので、アカディ牛乳でないとだめだそうで、近くのお店を何軒も自転車で1時間くらい探し回ってやっと見つけた。哺乳瓶からちゅうちゅうとミルクを飲んでいるのは、ほんとに赤ちゃん。以前は、猫ってちょっと不気味で怖くて苦手でどちらかというと犬派だったのがすっかり猫のとりこになってしまっていた。

そのころは、わたしも働いていたので、朝ごはんをあげてから、出かけて、夜帰ってくるまでは、ミックはひとりっきりだ。かわいそうだけれど、仕方がない。ミックはひとりで育てたせいか、元々の性格なのか、あんまりベタベタしてこない。どちらかというと、ひとりでいるのが好きな方だ。

友達が飼っている猫は、夜寝るときに首の上に巻きつくように寝るそうで、苦しそうだけれど、くっついてきたらそれはそれでうれしいだろうなと思っていたが、 ミックは、眠る時は、自分の場所で寝るし(ごくたまに、枕に来る時があり、そんな時はとってもうれしい)抱っこも好きではなく、10秒以上抱いていると、「もういいでしょ」とばかりに、逃げてしまう。膝の上に乗ってくるなんてありえない。まあ、ミックは自立心旺盛な猫なのでしょう、と思っていた。

マンションだったので、外に出たい時は、ドアを少し開けて、ストッパーで止めておく。なんだか無用心だが、仕方ない。夫がいるときに限るけれど。ひとしきり近所を見回りして来ると、戻ってくる。が外には、他にも出歩いている猫がいて、鉢合わせすることもある。そういう時は、鳴き声と共に走って帰ってくるのでわかる。どうも、あんまり強くはないらしい。身体もそんなに大きくないし、足は細いし、人間だったら、モデル系の体型。目が大きくて、とてもハンサムだし・・・・)^o^(  うちでは、ひとりっこの、わがまま坊やとして大切に育てられてきたのだった。・・・・トトがやってくるまでは。

 

 

 

   

 

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